「Machine Head」DEEP PURPLE
IAN GILLAN - vocals
RITCHIE BLACKMORE - guitars
IAN PAICE - drums
ROGER GLOVER - bass
JOHN LORD - keyboards
ハードロックのバイブルとして、また彼らの黄金期と言われた第2期の大ヒットアルバムとして有名なこの作品は、1曲目の「ハイウェイ・スター」からアクセル全開です。
リッチー・ブラックモアのギターとロジャー・グローバーのベースが走りだすイントロから、パワフルなイアン・ギランのボーカルが炸裂するところで、当時のロック小僧達はもうコロッといってしまいました。
さらに5曲目の「スモーク・オン・ザ・ウォーター」でギター・キッズ達はこぞってあの有名なギターのイントロに挑戦し、バンドのボーカリスト達は誰にも真似のできない最後の曲「スペース・トラッキン」の狂ったようにシャウトするギランのボーカルに憧れながらも打ちのめされたわけです。
もう1曲あればシングルが4枚出来上がるほどの名曲揃いのこのアルバムを最強メンバーがプレイするわけですから、これはもう売れないわけがありません。しかもライブで聴けるとなれば、続く傑作「ライブ・イン・ジャパン」が大ヒットするのも当然です。
しかしこの頃すでにメンバー間の仲は最悪だったそうで、翌73年にはイアンとロジャーの二人がバンドから脱退してしまいます。イアン・ギランのソロ・ライブは一度見に行ったことがありますが、大音量に圧倒されたものの、ソロ・アルバムと同じくいまひとつパッとしない出来でした。
やはり絶頂期だった彼らのライブを一度でいいから見たかったと今でも思いますが、最高のメンバーが最高の曲を演奏するこのアルバムはこれからもハードロックの金字塔として輝き続けるのは間違いないでしょう。
「Live in Japan」DEEP PURPLE
絶頂期の黄金メンバー達が熱いライブを繰り広げる、ロックのライブアルバムの中でも屈指の名盤。 当時バンドは崩壊寸前だったそうで、それでいてこの名演。 日本で演奏され録音された事が嬉しくもあり誇りでもあります。
「Demons & Wizards」URIAH HEEP
イントロのアコースティックギターが美しい「The Wizard」やシンプルなリフが気持ちいい「Easy Livin'」など、古き良きブリティッシュ・ロックを代表する名盤。 デヴィッド・バイロンのハイトーン・ボーカルがいいですね。
「Close To The Edge」YES
テクニシャン揃いのイエスが驚異の演奏を披露する、プログレッシブ・ロックの傑作。 深いグリーンが印象的なジャケットはイエスとセットになったロジャー・ディーン。 出来るだけいい音で夜中に聴きたいアルバムです。
「Argus」WISHBORN ASH
「百眼の巨人アーガス」とはギリシャ神話に出てくる巨人の事で、邦題を単にアーガスとしなかったところがいいなと思います。 ツイン・ギターが売り物のウィッシュボーン・アッシュの代表作で、ジャケットはヒプノシス。
「Exile On Main Street」 THE ROLLING STONES
2枚組で発表された「メイン・ストリートのならず者」は、ミック・テイラー在籍時の充実していたストーンズの傑作。「ダイスを転がせ(Tumbling Dice)」は名曲です。 ジャケットはミュージシャンの写真で有名なノーマン・シーフ。
「The Rise And Fall Of Ziggy Stardust And The Spiders From Mars」 DAVID BOWIE
変化を恐れない男、デヴィッド・ボウイが架空のロックスターをレコードの中で演じたのが「ジギー・スターダスト」でした。「スターマン」はサビの部分が気持ちいいです。
「Live In Europe」ROLLY GALLAGHER
魂のギタリスト、ロリー・ギャラガーの熱いライブ盤。 塗装の剥げたストラトキャスターと、カッコをつけないブルースマンらしい姿勢が素敵です。 故郷でのツアーを収録した「アイリッシュ・ツアー」と並ぶ彼のライブの傑作です。
「Harvest」NEIL YOUNG
何回聴いてもアコースティック・ギターとハーモニカが胸に染みる「孤独の旅路(Heart Of Gold)」収録の、ニール・ヤング初期の名盤。 この人の少し不安定にも聞こえるボーカルは、何ともいえない味があります。
「Toulouse Street」THE DOOBIE BROTHERS
大好きな曲「Listen To The Music」や、独特なノリの「Jesus Is Just Alright」が入ったセカンド・アルバム。
ここからドゥービー・ブラザースの快進撃が始まります。 やっぱりトム・ジョンストンいいですね。
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