「The Dark Side Of THe Moon」PINK FLOYD
DAVID GILMOUR - guitars, vocals & vcs3
ROGER WATERS - base guitar, vocals, tape effects & vcs3
NICK MASON - percussion & tape effects
RICHARD WRIGHT - keyboards, vocals & vcs3
1973年の発表以来、いまだに売れ続けて既に5千万枚を超えるセールスを記録しているモンスター・アルバムがこの「狂気」です。
いったい何が起こるのかと困惑させながらも期待させてくれるオープニングに続いてなにやら不穏な叫び声から一気に彼らの音楽世界に引き込まれる1曲目に始まって、デイヴ・ギルモアの空を駆けめぐるようなギターが気持ちいい「タイム」、静かに、そして激しく響くスキャットが聴くものを惹きつける「ザ・グレート・ギグ・イン・ザ・スカイ」。
一転してポップな「マネー」から気分良くリラックスさせておいてドラマチックに盛り上げる「アス・アンド・ゼム」へと続く中盤が圧巻です。
プログレッシブ・ロックというのは想像力が刺激されるのが良いところですが、スケールの大きさで最大限に想像力をかきたててくれるこのアルバムは、できれば夜中に、ひとりで酒でも飲みながらボリュームを上げて聴きたいところです。最後の「エクリプス」が終わると、満足感いっぱいの溜息をついて眠りにつけるでしょう。
内容はもちろん、ヒプノシスによるプリズムをモチーフにしたジャケットデザイン、絶妙にはまっている日本盤のタイトル、どれをとっても世紀を超えて語り継がれるにふさわしい名盤です。
「Houses Of The Holy」LED ZEPPELIN
前作の大成功で余裕が生まれたのか、幅広い音楽性を見せてやりたい事を堂々と好きにやっているという感じですね。 収録曲は「永遠の詩」「レイン・ソング」「ノー・クォーター」など。 ジャケットもIV 同様印象的です。
「Queen」QUEEN
記念すべきクイーンのファーストアルバム。 ラジオから流れてきた「ライアー」にノックアウトされてしまいました。「炎のロックンロール」や「輝ける七つの海」などの人気曲を含みますが、イギリスでは当初評価されませんでした。
「The Captain And Me」THE DOOBIE BROTHERS
「ロング・トレイン・ランニン」と「チャイナ・グローブ」、トム・ジョンストン在籍時の2大ヒット曲収録。 ドゥービー・ブラザーズの代名詞みたいな曲ですね。 豪快かつ爽快、気持ちのいいアメリカンロックが楽しめます。
「Don't Shoot Me I'm Only The Piano Player」
ELTON JOHN
デビューの頃からは想像もつかないヒット曲「クロコダイルロック」や、エルトン・ジョンらしい「ダニエル」など。
「Desperado」EAGLES
名曲「デスペラード」収録の名盤。 アウトローに扮したメンバーの中には次作でバンドを脱退することになるバーニー・リードンや、裏ジャケットにはイーグルスの盟友J.D.サウザーの姿も。「ドゥーリン・ドルトン」も胸に染みます。
「Live In Japan」BECK BOGERT & APPICE
ジェフ・ベック率いるBBAの日本公演を納めたライブアルバム。 ティム・ボガート、カーマイン・アピスのリズム隊にあのギターですから、録音状態が悪かろうが多少演奏が粗かろうが関係ありません。「迷信」のカッコ良さ。
「We're An American Band」GRAND FUNK
堂々と「俺たちがアメリカンバンドだ!」と宣言するアメリカで孤軍奮闘していたグランド・ファンクのヒット作。 タイトル曲は誰にも文句を言わせない豪快なロックナンバー。カウベルとドラムスで始まるイントロ、最高です。
「Goats Head Soup」THE ROLLING STONES
「山羊の頭のスープ」というタイトルとミック・ジャガーの顔がちょっと不気味だけどインパクトがあります。 アコースティックでウェットな「アンジー」を初めて聴いたときは、ストーンズもこういう曲をやるんだと思いました。
「Dixie Chicken」LITTLE FEAT
今は亡きローウェル・ジョージの味のあるボーカルとスライドギターが楽しめるリトル・フィートの代表作。 タイトル曲「ディキシー・チキン」は縦ノリロックとは違うルーズで泥臭いノリが心地良い、アメリカンなナンバーです。
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