洋楽ロックの名盤10枚~1974年


私的ベストアルバムレビュー

「ストレート・シューター」バッド・カンパニー

「ストレート・シューター」バッド・カンパニー

Straight ShooterBAD COMPANY

 

PAUL RODGERS - vocals, guitar & piano

MICK RALPHS - guitars & keyboards

BOZ BURRELL - bass

SIMON KIRKE - drums

 

 

 

 

  1. GOOD LOVIN' GONE BAD
  2. FEEL LIKE MAKIN' LOVE
  3. WEEP NO MORE
  4. SHOOTING STAR
  5. DEAL WITH THE PREACHER
  6. WILD FIRE WOMAN
  7. ANNA
  8. CALL ON ME 

 

大好評のデビューアルバムに続くセカンドアルバムが、この知る人ぞ知る名盤「ストレート・シューター」です。適度に歪んだ音色も気持ちよいミック・ラルフスのギターをバックに、ポール・ロジャースのこれもまた適度にハスキーなボーカルが粒揃いの名曲をさらに引き立てます。

 

「グッド・ラヴィン・ゴーン・バッド」は歯切れの良いサイモン・カークのドラムスからギターのイントロ、そしてパワフルなボーカルへとロックの王道を征くノリのいいナンバーで、A面の1曲目はこうでなければ、という出来映えです。

 

アコースティック・ギターのイントロからディストーションの効いたハードなギターのリズムが心地よいサビの部分へと続く2曲目、悲しげなメロディーのリード・ギターから一転して暖かい雰囲気に変わる3曲目。

 

そして涙なくしては聴けない本アルバム中のベストチューン「シューティング・スター」と、レコードでいうA面だけでもう大満足ですが、ハードでクールな「ディール・ウィズ・ザ・プリーチャー」、ポール・ロジャーズのシャウトが冴え渡る「ワイルド・ファイアー・ウーマン」と続き、最後に切ない雰囲気の7曲目、8曲目で幕を閉じます。

 

プロのミュージシャンにも人気のあるボーカリスト、ポール・ロジャースの魅力とバックのシンプルで歯切れのいい演奏が堪能できる、ロック好きなら一度は聴いておくべき名盤です。

 


「Burn」DEEP PURPLE

BurnDEEP PURPLE

新ボーカルにデヴィッド・カバーデイル、ベースにグレン・ヒューズを迎えた第3期ディープ・パープル。 名曲「紫の炎」を生んでヒットしました。 看板ボーカリストのイアン・ギランが脱退してもリッチーの強力ギターリフは健在。


「461 Ocean Boulevard」ERIC CRAPTON

461 Ocean BoulevardERIC CLAPTON

ブルースブレイカーズ、クリームやブラインド・フェイスを卒業し、デラニー&ボニーとの出会いを経て、ソロとして花開いた作品ですね。 ボブ・マーリーのカバー「アイ・ショット・ザ・シェリフ」がヒットしました。


「Sheer Heart Attack」QUEEN

Sheer Heart AttackQUEEN

凝りに凝った分厚いコーラスとブライアン・メイのオリジナル・ギターから生まれる独特なサウンド、ユニークな「キラー・クイーン」のヒットでようやく認められ世界的バンドへと成長していきます。 日本で先に人気がでましたね。 


「Second Helping」LYNYRD SKYNYRD

Second HelpingLYNYRD SKYNYRD

名曲「スイートホーム・アラバマ」が気持ちいいレーナード・スキナードの傑作セカンド・アルバム。 トリプルギターが特徴のサザンロックの雄でしたが、チェイスと同じくこれからという時に飛行機事故に遭ってしまいました。


「Band On The Run」PAUL McCARTNEY & WINGS

Band On The RunPAUL McCARTNEY & WINGS

ジェームズ・コバーンやクリストファー・リーが登場するジャケット写真が有名ですが、ウィングスというよりも実質的にポール・マッカートニーのソロアルバムですね。 タイトル曲はポールらしいドラマチックな構成の名曲です。


「It's Only Rock'n Roll」THE ROLLING STONES

It's Only Rock'n RollTHE ROLLING STONES

「たかがロックンロールじゃないか(だけどロックが最高だぜ)」っていうタイトルがストーンズらしくていいなと思います。 ルーズでグジャッとしたノリがまたいいですね。 ジャケットは何とも言えない雰囲気を出してます。 


「Bad Company」BAD COMPANY

Bad CompanyBAD COMPANY

シンプルで力強いジャケットが彼らの意気込みを表しているようです。 ヘヴィーな音のブルースロックで成功したフリーから明るいシンプルなロックに生まれ変わってさらに大成功。 ポール・ロジャースのボーカルは天下一品です。


「Not Fragile」BACHMAN TURNER OVERDRIVE

Not FragileBACHMAN TURNER OVERDRIVE

「ハイウェイをぶっ飛ばせ」の気持ち良さ。 豪快なボーカルと爽快なギターはまさにドライブ向けで、日本じゃなくてアメリカやカナダのどこまでも真っ直ぐ伸びたハイウェイで聴きたい名曲です。 できればカーラジオで。


「Paper Money」MONTROSE

Paper MoneyMONTROSE

ギターは元エドガー・ウィンター・グループのロニー・モントローズ、ボーカルは後にヴァン・ヘイレンの2代目ボーカリストになるサミー・ヘイガー。 数少ないアメリカン・ハードロックバンドのひとつでした。


日本のヒット曲

  • 「うそ」 中条きよし
  • 「赤ちょうちん」 南こうせつとかぐや姫
  • 「襟裳岬」 森進一
  • 「二人でお酒を」 梓みちよ
  • 「私は泣いています」 リリィ
  • 「精霊流し」 グレープ
  • 「ひと夏の経験」 山口百恵
  • 「結婚するって本当ですか」 ダ・カーポ
  • 「傷だらけのローラ」 西城秀樹
  • 「よろしく哀愁」 郷ひろみ 

1974年の主な出来事

  • 3月 ルバング島で小野田寛郎さん発見
  • 5月 インド初の核実験
  • 8月 ウォーターゲート事件でニクソン大統領辞任
  • 8月 ソウルで朴大統領狙撃事件
  • 8月 三菱重工業本社爆破事件
  • 9月 長嶋茂雄引退 「巨人軍は永久に不滅です」
  • 10月 ドラマ「傷だらけの天使」 (~75年3月)
  • 12月 金脈問題で田中首相辞任
  • ベストセラー 「かもめのジョナサン」リチャード・バック 

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