「Down Two Then Left」BOZ SCAGGS
BOZ SCAGGS - guitar & vocals
JAY GRAYDON - guitars
RAY PARKER Jr. - guitars
STEVE LUKATHER - guitars
JEFF PORCARO - drums
SCOTT EDWARDS - bass
DAVID HUNGATE - bass
MICHAEL OMARTIAN - keyboards
学生の頃、小脇にこのアルバムをかかえた女の子を教室で見かけたことが強烈に印象に残っています。CDの時代ではありえない風景で、やはりレコードの時代には特別な思い入れがあります。
大ヒットアルバム「シルク・ディグリーズ」でAORの旗手として人気の出たボズ・スキャッグスですが、本作では前作と同じく後にTOTOを結成することになる腕利きミュージシャンをはじめ、ジェイ・グレイドンやレイ・パーカー・ジュニアといった有名どころをバックに大人の音楽を聴かせてくれます。
シンプルだけれども効果的なバックの演奏や、雰囲気のあるバックグラウンド・ボーカルにのせてボズも気持ち良さそうに歌っていますが、来日コンサートで聴いた彼の歌声はレコードで聴くよりも艶と伸びがあって力強く、感動しました。
このアルバムからは「ウィー・アー・オール・アローン」のようなヒット曲が出なかった為に少し地味な印象がありますが、前作がヒットしたことで自信も生まれたのか、余裕が感じられる出来となっています。
2曲目の「ハード・タイムズ」のボーカルの出だしにはゾクッときますし、ブラスも入ってちょっとハードな8曲目「ギミー・ザ・グッズ」はコンサートでも演奏してかなりのっていました。
ソフト&メロウという言葉はボズのために創られたようなものですが、全体を通して洗練された雰囲気を持ったこのアルバムは、静かなバラードからハードなナンバーまで独特な声で歌いこなす彼の実力をさらに認識させることになった名盤です。
「Aja」STEELY DAN
緻密で洗練された音造りにこだわるスティーリー・ダンの代表作。 適材適所で一流ミュージシャン達を贅沢に起用し、「ペグ」などの名曲を生み出しました。 日本人モデルの山口小夜子を起用した印象的なジャケットも有名です。
「Rumours」FREETWOOD MAC
元々はブルースロックバンドでしたが、スティーヴィー・ニックスとリンジー・バッキンガムがバンドに加入してポップに生まれ変わりました。 世界中で売れまくったモンスター・アルバムです。「ドリーム」「オウン・ウェイ」など。
「Out Of The Blue」ELECTRIC LIGHT ORCHESTRA
ジェフ・リン率いるエレクトリック・ライト・オーケストラのポップな2枚組。 バンド名とタイトルと内容がマッチして、彼らの代表作となりました。 ジャケットは長岡秀星。 次作「ディスカバリー」へと続いて、E.L.O.絶好調。
「Slowhand」ERIC CLAPTON
ソロになったエリック・クラプトンの「461」と並んで70年代を代表するアルバムとなりました。 名曲「ワンダフル・トゥナイト」や「コカイン」収録。 タイトルは彼のニックネームですね。 やっぱりストラトが似合います。
「Running On Empty」JACKSON BROWNE
ヒットしたタイトル曲を聴くとなんだか元気が出てきます。あちこちでのライブを集めた1枚で、バンドと一緒に旅をしているような感じで聴くといいですね。 静かでナイーブそうな男も仲間と音楽をやる時が一番いい感じに思えます。
「The Stranger」BILLY JOEL
苦労人ビリー・ジョエルがこのアルバムでついに大ブレイクしました。 モノクロのジャケットで仮面を見つめるビリーの写真が、彼の内面を物語っているようです。 「ストレンジャー」「素顔のままで」などの名曲が生まれました。
「The Last Waltz」THE BAND
ザ・バンドのラストコンサートの模様を収録したアルバムにはボブ・ディランやエリック・クラプトン、ニール・ヤングなどの大物がゲスト出演。 名匠マーチン・スコセッシの手で映画化もされました。
「In Color」CHEAP TRICK
ギターのリック・ニールセンとボーカルのロビン・ザンダーが対照的だったチープ・トリックの名盤。 サビの部分が印象的な「I Want You To Want Me」はちょっと胸に染みる不思議な曲です。 日本で大人気のバンドでした。
「On Stage」RAINBOW
リッチー・ブラックモア率いるレインボーのライブを見に行きましたが、大変な盛り上がりようでした。 ロニー・ジェイムズ・ディオのボーカルに加えドラムはコージー・パウエル、最強メンバーの熱いステージを収録した名盤です。
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